2009年5月 5日

歯ごたえはあるよね

おもちゃ売り場を通りかかったときに、息子がおもちゃをねだりました。
こどもの日だから、と旦那は買い与えたわけですが。
買い与えたことに関しては特に問題ないのですが、こどもの日のプレゼントに、普段から買い与えている駄玩具はないよなあ、と思ったのでした。
こう、なんというか、「イベントのプレゼントとなれば、それなりのものを贈るべきなんじゃあないのか」というような、そんな違和感を覚えました。
はたしてこどもの日が、こどもにあらためてプレゼントを贈る日として相応しいかどうかはまた議論の分かれるところだと思うのですが、贈るなら贈るでそれなりのものを贈りたい。
「通りすがりに子供が欲しがったから、予定してなかったけど買っちゃうか、こどもの日だし」
みたいな適当な感じではちょっとひっかかってしまいます。
どうせ贈るならあれこれ贈りたいもの(もちろん息子が欲しがっていたもの)があったんだけどなー、と。
前々から「もしこどもの日に何かを贈るなら、これとかこれとか、考えてみてくれる?」と相談もしていたのになー、みたいな。
いいんですけどね。息子は喜んでたし、こどもの日だし、息子に「ぱぱ、大好き」なんて言われて旦那も幸せそうでしたし。
でも、どこか変な気持ちが拭えません。
……ていうか、こういうこところがうちの旦那がよく言われる
「物腰やわらかなワンマンぶり」
なんだと思います。
苦情を言ってみても
「あー、そうだったね。ごめんね。次からは気をつけるねー」
で、次は気をつけるんだけど、次の次はまたしてもワンマンぶりが発揮される感じ。
だからわたしが「繰り返しになりますが、事後承諾は厳禁です」と眉を逆立てることになるのに、旦那の物腰が穏やかなだけに、傍目にはわたしが旦那を尻に敷いているようにも見える、と。
不条理だなあ。

まあ、いいんですけどね。
ワンマンと言ったって、どれもこれも些細なことばかりだし。
細かなことはいっそ全部旦那に任せてしまえばいいような気もするし。
……でも、わが子に関わることだけは、たとえおもちゃの一つであっても「全部お任せ」という気にはなれない。
で、ある以上、諦めず根気良く諭し続けてゆくか、そういう人だと諦めて丸呑みするか、一口噛んで吐き出すかくらいしか選択肢はない。
吐き出すほど不味いわけでもなく、丸呑みするには引っかかる以上、時間をかけて咀嚼するしかないわけで。
傍目にどう映るかなんて悠長なことは言っていられない。
でも、なんだかちょっと複雑な思いのするこどもの日でした。

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