2009年4月24日

誰にでもうっかりすることはあるよね

食事中、うれしくなって遊びはじめてしまうことも多い息子。
今日の夕食時、うれしくなった勢いで、息子はお味噌汁のお椀をひっくり返してしまいました。
幸い温めだったので、やけどすることもなかったのですが。
わたしはいい加減イライラしてきているところだったので(配膳時にもよそったばかりのご飯をひっくり返しておりまして)、やや強く叱ってしまいました。
内容としては
「食事中に遊んでいるからだよ。『ご馳走さま』までは遊ばないって約束したよね? お腹が一杯なら、『ご馳走さま』しようよ。ちゃんと片付けてから遊ばなくちゃ」
というような感じ。
わたしは感情が高ぶると口数が少なくなるほうなので、息子に対して強い口調で言い募ることはあまりしないのですが、逆にそれきり言葉が出てこなくなってしまって。
息子も連続の失敗に、かなりしょんぼりしておりましたが、濡れた息子の服を脱がせたり、椅子の染みの始末や、こぼれたお味噌汁の片付けに追われ、しばし息子を放置することに。
その後入浴中に息子がぽつりと言いました。
「うっかりこぼしちゃったんだ……」
そして涙がひとつぶぽろり。

その様子があまりにもいじらしくて、じーんとしてしまいました。
そうだよなあ、誰にでもうっかりすることはあるよなあ、と。
もちろん、「うっかりこぼしたこと」ではなくて、「食事中に遊ぶこと」をわたしは叱ったのですが、息子の言葉の意味はおそらく、
「(約束を忘れて)うっかり(食事中に遊んでしまい)こぼしちゃったんだ」
ということだと思うんですね。
うっかり遊んじゃったんだ、ではなかったのは、こぼした後の始末のほうにわたしが一生懸命になってしまったから、「こぼした」ことの印象のほうが強くなってしまったのかな、とか。
よくよく考えてみれば、彼の我慢の限界は20分前後ですから、その時間が過ぎれば「約束事をうっかりしてしまう」なんて、十分にありうるわけです。
そして今回の出来事で一番印象に残ったのは、後始末をしているわたし、と。
……だめじゃん、食事中には遊ばないこと、を伝えられなくちゃ。
反省しました。

怒ってはいないことを伝え、うっかりすることはあるよねと慰め、
「ママも○○ちゃんがどうしても遊びたくなる前に『ご馳走さま』ができるメニューを考えるね」
と約束し、仲直りいたしました。
寝かしつけのときに、何気なく言った「今日の○○ちゃんはうっかりペネロペみたいだったね。ママはうっかりの○○ちゃんも好き」に「まま、大好き」と抱きついてきたことにも、本当に考えさせられました。
叱っているときも、「大好き」であることには変わりないことが伝わる叱り方を身に着けたいです。

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