2009年3月24日

少しだけ、距離を空けて

息子への注意がついつい増えてしまうこのごろ。
できるかぎり声を荒げないよう努めているのですが、抑えてはいても息子にはそれが伝わってしまうようです。
「あのね、ママが好きの」
そう言いながら、息子がわたしの頭を撫でて慰めてくれるたびに、申し訳ないなあと思います。

一体全体何なのだろうと。

別にね、数分遅れてもいいようなことなんですよ。
例えばわたしが着替えをさせたいときに、息子は遊びたくて、それでちょっと手間取るときとか。 例えばわたしが食事をさせたいときに、息子は遊びたくて、それでちょっと手間取るときとか。 例えばわたしが入浴させたいときに、息子は遊びたくて、それでちょっと手間取るときとか。
別にどうということはない、少し待ってやるか、待たずともささっとさせてしまうかすれば良いのです。
これまではそうしてきたし、できていたのに、今になってどうしてか
「ママの言うことを聞きなさい」
と……。
もしかしたら母子分離の時期になって、でもわたしのほうに分離したくない気持ちがあって、まだまだ一体化していたいような……。その願望が、支配的な欲求に繋がっているのではないかと考え中。
で、手間取る=支配が上手くゆかなくて、苛々しているような気がします。
わたしもあの母の娘というか、あの母の娘だからこそのこの体たらくというか(ため息)

そんなの、上手くゆくはずがないし、上手くいったら困るのにね。

そういうことで、息子の「ママが好きの」を心の支えに、少しずつ息子の手を放してゆきたいと思います。
あああ、実に深く濃く結びついていた赤さま時代が懐かしい。
寝顔はまだまだ赤ちゃんなのになあ……寂しいけど、でも、少しずつお互い自立してゆこうねと思う春先の夜です。

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