2009年3月 9日

麺麭がないなら、御飯を食べればいいじゃない

どうしたものかー、と思う本日。
上手く言い表せないのですが……わたしの息子を、自分の息子の教材のように扱う人がいて、困っているんです。

たとえば、息子が遊んでいるものを、その子が持っていってしまう。
わたしは即座に息子の気持ちを別のおもちゃに振り替えさせてしまうので、それだけなら困ることはないのですが、その子の母親は
「貸してって言ってからじゃなきゃだめじゃない」
「どうして貸してって言わないの? 貸してって言ってらっしゃい!」
「どうして勝手に取っちゃうの? だめでしょ? 返してらっしゃい」
「ほら、返して『ごめんね』って言ってらっしゃい」
などを、延々言い続けるんですね。
ぶっちゃけると、わたしは「積み木がないなら、ブロックで遊べばいいじゃない」的感覚ですし、息子にもたかだかおもちゃ一つに拘泥してほしくないと思っているので、何分も引っ張られるとちょっと迷惑……。息子も、もうそのおもちゃのことは忘れて他のおもちゃで遊んでいますしね。
だから最初の「貸してって言ってからじゃなきゃだめじゃない」のときに
「こちら(別のおもちゃ)で遊ぶから大丈夫ですよ」
とはっきり申し上げているのですが、どうにも退いてくれない。
どうしても
「貸して」「どうぞ」か、あるいは「ごめんね」「いいよ」か、そういったやり取りを息子さんに経験させたくて堪らないようです。
でも、息子はどうしても譲りたくないときは「あとでね」「こんどね」「じゅんばんね」などをはっきりきっぱり言ってしまうので、「貸して」と言えばOKというのでもないですしねぇ……。
ちなみに貸してほしいときは「かして、どーうしても、かして。おねがいします」と言う息子。
どちらも全部わたしの真似。
これはこれでかなり恥ずかしい。

「貸して」「どうぞ」は確かに可愛らしい素敵なコミュニケーションですよね。
が、練習させてまでやらせなくてもいいのにと思えてなりません。
延々息子さんに「『貸して』って(省略)」を言い続けるくらいなら、一言、息子に大して
「貸りるね」
と声をかけてやってくれればいいのに、と思います。
考え方の違いでしかないのでしょうが、ちょっと対応に困るこのごろです。

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