2009年3月10日

自家中毒

自家中毒というほうどのことではないのですが、体調が優れなかったり、気持ちが低迷しているときはどうにも
「上手くは行かない方へ方へと意識を向けてしまう」
ところがわたしにはあるようです。
「できないことやかなわないことに意識を向けてしまう」とも言えるのかな。
たとえば今なら、息子に過剰な要求をしてしまうこととか。
できるはずがないんです。2歳3ヶ月の幼児に。
それはわかってるけど、できてほしいんです。というか、できるような気がしてしまうんですね。
だって何もできなかった赤ちゃんだったころに比べれば、今はもう何でも(!)できるんですから。
これくらいできるんじゃないかな、できるよね、できてね、みたいな畳みかけを、無意識にしてしまう。
息子は親に似ず、とても素直な頑張りやさんなので「できる」ことのほうが多いけど、たまに「できない」こともある。
この「たま」の「できない」場面に遭遇してしまったときに、苛々ゲージMAX!みたいなね。

でも、それはわたしのエゴなんです。

親子間だから、そういうこともあるよ、と言ってくれる人もいるんですけど、他人に置き換えたら、とんでもないことですよ。
できそうにもないことを半ば承知で「やれ」と言い、できないことを責めるって鬼畜の所業じゃないですか。
まるで最初から目的は「できないなんて!」と責めることのほうみたいですよね。
これ、やられるほうはホント堪らない。苦しい、辛い、情けない。マジで泣ける。
でもこれをするほうは本気で「愛ゆえのこと」だと信じてるから、辛いなんて言えない……。やめてほしいって言えない。
それを唐突に思い出して、親だからこそ、子供にこんなことをしてはいけない、わたし! と。

こんな馬鹿をやってしまう前に思い出せて、本当によかった。
でもタイミング的には、ぎりぎりだったと思う。
思い出すのがもう数秒遅れてたら、たぶん、間に合わなかった。

自分は本当に至らない、と思うのは、こういうときです。精進精進。

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