2009年2月25日

予防接種

三種混合・追加の予防接種に行ってきました。
前回が一昨年の8月でしたから、期限ぎりぎり(笑)
わたしが注射が苦手なものですから、どうも腰が重くていけません。

数日前から「注射に行くよ」「予防接種だよ」「病気にならないようにするんだよ」などと話して聞かせていたからか、今回は泣くこともなく、あっさりと済みました。
自分の足で診察室に入り、椅子に座り……。
いざ腕まくりをされたときは
「こ~わ~す~ぎ~る~」
などと言っておりましたが、涙目になる前に終わってしまいました。万歳。

痛い?と聞かれるたびに、「痛いけど
『あいたたた、たたた、たたたた、おーわった』
くらいで終わるよ」
と言っておいたので、帰宅するときには
「ほんとも(本当)に『あいたたた、おーわった』だったね。少しだけだったね」
とにこにことしていました。

あの悪夢のような1歳半検診から半年。
泣かず、騒がず予防接種できるようになってくれたことが本当にうれしいです。

ところで。
わたしは幼いころ
「今日は注射する?」「しないよ」→する→嘘をつかれたショックで放心
「今日は注射する?」「しないから」→する→騙されたショックで放心
「今日は注射する?」「しない、しない」→する→謀られた怒りで口も聞けない
というような経験を繰り返しまして、医者と親に不信感を持つようになったんですね。
いや、それほど深刻な思いでもないんですけど。
「このひとたちは、自分が必要だと思えば平気で嘘をつくから、よく覚えておこう」程度には、医者や親に不信を抱くようになったというか……。
だからといってその場で騒いだりするタイプでもなかったので、その記憶は静かに静かに積み増しされまして、わたしは現在も注射が嫌いです。

だから、わたしは息子には絶対に嘘をつかないぞ、と決めてやってきました。
注射するときは「する」、痛いときは「ちょっと痛い」、診察だけのときは「診察だけ」、服を脱ぐ要のありなし、時間がかかるかどうかなどを正直に話してきたんです。
こんな赤子にわかるものなんだろうか、と、思いながらですが、「その場逃れの嘘」で負う傷って、純真であればあるほど深いものになりますからねぇ(実感として)
子育てに「これが正解」というものはありませんが、息子とわたしの間では、これが正解だったかな、と。
ちょっとほっとしています。

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