2009年8月18日

余所は余所、うちはうち

幼児教室や音楽教室では、案外頻繁に
「次回は~をするので、○○を用意してください」
という親への宿題があります。
○○は市販品(クレヨンやはさみといった道具類から野菜や絵本まで幅広く)もあれば、親が作ってゆかなくてはならないものも少なくありません。
わたしはうっかりしやすいので「宿題」をもらったときに手帳にメモをするようにしています。
それでも前日までうっかりしていて慌てて買いに出かけたり、在庫を掘り出してみたり、夜なべをして作ったりということがあります。
幸いまだ忘れたことはないのですが、いつ忘れるともしれない……そんな緊張感があります。
だから、うっかり忘れちゃう親の気持ちもわかるんですけど、今日うっかり忘れた責任を子供に転嫁している親御さんを見てしまって、若干憂鬱な気分になりました。
「だから前日には言ってって、お母さん言ったでしょ! お母さん忙しいんだから! あんたが言わないから忘れちゃったじゃないの!! もう!」
だって三歳児ですよ……前日に言ってといったって、親ですら忘れてることを子に求めるなんて、そんなご無体な。
「(不注意は)あなたが言わないからいけない」と「(失言は)あなたが言わせるからいけない」は、相手を相当に傷つける対応だと思うのですが……。
何か理由があってのことかもしれないと思うと口は挟めないし、なんだか悶々としてしまいました。

悶々として注意力散漫になってしまっていたためか、教室からの帰り際、車のドアに息子の指を挟んでしまいまして……。
自分の手を挟みこむことで息子の手のダメージは軽減できたのですが、息子も全く無傷で済んだわけではなく、今日は平謝りの午後になりました。
ありがたいことに息子の指は腫れることもなく一過性の「痛い」で済んだのですが、自身の左手首は打撲状態で、なんというか、もうね……わたしの馬鹿。馬鹿馬鹿馬鹿。

あまり他人様のご家庭のことは気にしないほうがいいな、とあらためて思った一日でした。

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