2009年7月29日

おしゃべりしないでぼくを見て

「ママ、パパとおしゃべりしないで~!」
と息子が言います。
どうもわたしたちが二人で話していると、仲間に入れなくて寂しいらしいです。
「ぼくがお話するからママはお話しないで~!」
「パパ、ママのお話聞かないで~!!」
などとも言います。
最近になって「ぼくが」「ぼくの」「ぼくを」になってきた息子の成長を実感します。
二年半でここまでしゃべるようになったか、と。
「あーばーぶー」だったころが懐かしい……。

ところでそんな息子が最近頻繁に口にするのが
「ママ、ぼくのこと好き?」
というもの。
とくに叱られたときに出る言葉です。
叱っていても好きは好きなので「好きです。でもこれはしちゃいけないこと」と答えております。
が、先日、あまりにも同じいたずらを繰り返すので,、つい
「嫌い」
と言ってしまったんですね。
その瞬間、息子の目からじわっボロボロッと涙がこぼれまして。
「もうしないから、もうしないからね。ママごめんね、ごめんね、もうしないからね」
そう言いながらうわんうわん泣く息子の背中をとんとんと叩いて宥めながら、罪悪感に打ちのめされたのでありました。
嫌いという言葉の破壊力を思い知らされたと申しましょうか。安易な気持ちで言ってよい言葉でないことを実感しました。

その後息子が落ち着いたところで
・嫌いじゃないこと
・大好きなこと
・いたずらを何度も繰り返されて哀しかったこと
・哀しくて「嫌い」と言ってしまったこと
・嫌いといって悪かったこと
を話し謝り仲直りをいたしました。
……この失点を取り返すのは大変だと思います。
そこでただいま失った信頼を再構築すべく鋭意努力中なのですが。
同じいたずらを繰り返されると、努力中であることをうっかりしそうになります。
なんと申しましょうか、こう……わたしを試さないでくれと(笑)
でも、試したくなるのは今ひとつわたしの愛を息子が信頼しきれないからだと思うことにして、本日も耐えました。

そんなわたしの機嫌をとる息子。
「今日のママ、可愛いねぇ。ママ大好き~」
そうまで言われちゃ耐えねばなるまいよと……このわたし使いの上手さはたぶん旦那似。

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