2009年3月 7日

重き荷を負いて行くが如し

やっぱり母と接触すると疲れます。
決して嫌いであるとか、憎んでいるとか、そういうものではないのですが、母とわたしは根本的に「合わない」のだと思います。
これまではわたしが合わせてきたので表立って問題が起こることはなかったのですが、母に合わせることをやめた3年ほど前から、しばしば衝突が起こるようになりました。
わたしもさほど何かに拘る性分ではないので娘だったころは、母に倣え、でやってまいりましたから……実は嫁いで以後も、母の前では以前と変わりなく振舞ってもおりましたしね。
母にしてみれば、「どうして突然突き放すの?」と混乱するのも仕方のないことなのでしょう。
でも、これが、どうしてなかなか重いんです。

ぶっちゃけ、母にはもう、わたしの人生に関わって欲しくないのですが(絶縁したいとかじゃないですよ。わたしの生をわたしと一緒に生きようとするのをやめて欲しいだけで。だって無理でしょ。人生って基本一人分だし。二人が一つの人生を歩む余地はないと思うのね。二人が寄り添うことは可能でも、それは二つの道が重なっているのであって、一本を二人で歩いているわけじゃない)、わたしの人生を半ば自分の人生だと思っている母にそれが通じない。
折々に干渉してきては、断ると不機嫌になる、という循環に疲れてきました。
悪意はなく、単に寂しがりやで、わたしが幼かったころのようにわたしとの一体感を求めているだけとわかってはいても、うんざりしてしまいます。
わたしが人生をともに歩むのは旦那であって母じゃない。それが母にはわからない。
わたしを挟んで旦那と競う、旦那をライバル視する……
かと思えば、わたし自身に対しても、少なからぬライバル意識があるようで。
付き合いづらいです。

昨年あたりからは、電話をするだけで数日調子を崩してしまうこともあったので、極力接触を控えてきたのですが、今年に入ってから父の入院その他でたびたび言葉を交わさねばならず……。
父の容態も落ち着いてきたので、また、少し距離をとりたいのですけれどねぇ。
距離を置こうとすると「親不孝だ」と責められるのも苦痛です。

母の自立というか、わたしへの依存心を改善するのはもはや不可能だと思うので、母の依存を断っても平気でいられる自分になりたいです。
頑張れ、わたし。

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