幸運と思えるのは、思いいれが少ないからかもしれません
鹿児島・志布志で日食観察をいたしました。
志布志の天気は曇り。ときどきは小雨もぱらついていました。
内心「今回の日食は無理だな」と思っていたのですが、未練がましく空を見上げたら、なんとそこだけ雲が薄い！
うっすらと雲がかかっているために、まぶしいながら肉眼でも食の様子が見られるほどでした。
が、そのまま眺めていれば目が焼けてしまうのは必定なので、そそくさと日食観測用の眼鏡を取り出しまして、じっくり見てまいりました。
なんたる幸運。
思えば雲がかかっただけに屋外でも過ごしやすい良い観測日だったと思います。
ところで皆既日食を観測に行った人々は大嵐に見舞われてしまったそうで……。
あんなところまで日食を追いかけて行くのですから、思い入れは相当だと思うんですよね。
夕方のニュースで残念そうな表情を見て、胸が詰まってしまいました。とくに子供たち。
大人はそれなりに自分を納得させられますが、子供はとても正直で。
ちょっと貰い泣きしてしまいそうでした。
なかなかない機会ですものね……。
彼らが大人になったときによい機会がありますように。
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