こんにちは。八仙花です。
本日はようこそ「花明かりの庭」へ。どうぞごゆっくりお過ごしくださいませね。
ところで、皆さま、インターネットを楽しむためのセキュリティ対策はなさっておいででしょうか。
ウイルスに感染したメール、覚えのない会社からのダイレクトメール、さらには友人を装ったメールなど……迷惑なメールにもさまざまな種類があります。
中には詐欺まがいのメールなどもあります。
こういった迷惑なメールからの自衛の簡単な方法をご紹介いたします。
まずはウイルス対策ソフトの導入です。
最近ではウイルスに感染しているメールはプロバイダ側で対処でしてもらえることが多いのですけれど、感染はメールだけに限りません。
サイトを閲覧中に感染することもありますし、フロッピーディスクやMOなどのメディアからの感染もありえます。
まずはお手持ちのウイルス対策ソフトで定期的に感染の有無を確認してください。
そしてブラウザやメールソフトのセキュリティホールには必ずパッチをあてる、こまめにバージョンアップすることで危険を回避する意識が重要です。
不審なメールを開封してしまったり、添付ファイルを実行することないよう、どうぞお気をつけくださいね。
特に添付ファイル付きのメールは、たとえご友人から送信されたものであっても、うかつに実行しない心構えが必要です。
お友達とメールでファイルをやり取りする際には、日常から
「今から〜〜のファイルを送るよ。サイズは○KBで、名前は○○。拡張子は〜。よろしくね」
などと、事前に別のメールを送って連絡することをお約束にしておくことも、感染を防ぐ手立てとして、ある程度有効だと思います。
また、ウイルスの危険性をご存じないお友達には、ぜひ怖さと一緒に危機回避の方法も教えてさしあげてくださいね。
ウイルス定義ファイルの新鮮さに自身がない場合は、こちらのご利用もおすすめです。
→ トレンドマイクロ社【オンラインウイルススキャン】
ウイルス情報は下記サイトなどでもご確認いただけます。
→ シマンテック社【ウイルス辞典】
セキュリティソフトはネットの必需品です。
メールは携帯でしかしないから大丈夫、なんて言わないでくださいね。
ウイルスに代表される悪意あるプログラムの危険はメールにだけあるものではありません。閲覧しているページに、表示されるバナーに潜んでいることもあるのです。
またインターネットに接続していないからといって自衛を怠ると、フロッピーディスクやCD-ROM,CD-RW,DVDなどのメディアを通して感染してしまうこともあります。
対策お持ちでない方は、この機会にぜひご購入をご検討ください。
・マカフィー・ストア
・シマンテックダウンロードストア
複数のパソコンをお持ちの方にはライセンス版がおすすめです。
・シマンテックビジネスストア
・
トレンドマイクロライセンスセンター
最近のウイルスは送信者を偽装するものも少なくありません。
感染しているメールを受け取った場合でも、対応は慎重に。
くれぐれも怒りに任せて苦情のメールなどをお出しになりませんよう。
心当たりのない相手からのメール、なかでも私信を装うものは「読まずに削除」です。
返信をする必要はありません。
返信することで、そのアドレスが「生きているアドレス」であることを、迷惑メールの送信者に教えてしまうことになるからです。
次に広告であることが明らかなものも同様。中には配信停止の連絡先がある場合もありますが、
配信停止を申し出たメールは来なくなったが、別の広告が何倍も届くようになった
というようなこともあるそうです。お気をつけ下さい。
もしご利用のプロバイダにメールフィルタがある場合は、その設定如何では、不要なメールを受信する手間も省けます。
便利な機能は最大限に活用しましょう。
迷惑メールの中でもっとも不愉快なのは「架空請求」などの詐欺メールではないでしょうか。
もしこういったメールを受け取ってしまったら、慌てず騒がず、まずはお茶でも飲んで落ち着いてください。
もちろん身に覚えがなければ、送金するまったく必要はありません。
もしかして、と不安を覚えたときも、メールの送信者に問い合わせるのは危険です。言葉巧みに丸め込まれてしまうことがあるからです。
中には広告(迷惑)メールにあったURLをクリックしただけで、「登録ありがとうございました」などと書かれたページが表示され、料金を請求されることがあります。
あなたのIPアドレスやプロバイダが表示され、小額訴訟、簡易裁判などの文言をみるとなんとなくプレッシャーを感じますが、こういった場合は、そもそも契約として有効に成立しているとみなされることはありませんので、毅然とした態度で無視してください。
不安だ、または送金してしまった、というときには最寄の警察か、国民生活センターなどにご相談下さいね。
さて、ここで考えなくてはならないことがもうひとつあります。
あなたのそのアドレスが、なぜ迷惑メールの送信者に知れたか、です。
あなたがご自身でサイトを運営している場合、そのサイトにアドレスを表記してはいらっしゃいませんか?
どこかのサイトで、そのアドレスをフォームに入力しませんでしたか?
街角のアンケートで、そのアドレスを記入してしまったことはありませんか?
メールアドレスは「情報」です。売買の対象にさえなっています。
びくびくする必要はありませんが、アドレスを迂闊に垂れ流さない(笑)心構えが大切です。
また内容に心当たりがないメールに記載されているサイトに、興味本位で気軽にアクセスすることも慎みましょう。
サイトを運営していらっしゃる方は、インターネットを巡回してメールアドレスを収集するプログラム等への対策も忘れないでくださいね。
せっかく訪ねてくださった方のアドレスや情報が、心無い(当然か)プログラムに拾われて悪用されないように配慮する。
これも大切な管理項目ですから。
ネットは、まず「自衛」が求められる世界です。
万全の対策を施して(それでも絶対ではないんですけどねぇ……)、安全を確保してから、インターネットをお楽しみ下さい。