宵闇に ましろに匂ふ桜花 染める色には こともかかねど
宵の青い闇と、白い花。
どこか現実から乖離した、そんな気持ちに。
でも、その淡い匂いにふと囚われれば、
おそらくそのときの花の色は、何よりも艶やかな赤。
思ほへば 朧の月の冷たさも 火照るわが身に優しかりけり
花冷え、と申します。
まだ思いのほか冷やりとした空気が、夜には漂うのだけれど。
その冷たさが心地よい。
そういう春の物思いの夜。
見る夢も、まことに朧。
現に醒めれば、それもまた影。
風艸庵句会。
4月のお題、提出できませんでした。
だって、気がつけば今日、22日なんだもの……
→「風艸庵」
発句帖目次へ戻る
