花火

さざめきて 海にとけゆく 遠花火 波の光の 天に映れる

遠浅の海をふるわせる音、舞い落ちる光を映す水面。花火はまるで海中に揚げられたようでした。
波にとけて消える光は不思議に力強くて、儚いはずの花火こそが久遠に輝く星の素に思えます。

手花火に ふと野の花の 思はるる 潤む火影の 色ぞまざりて

ある人がどうぞと花火を持たせてくれたのですけれど、笑顔でそれ受け取りながら、
実はその昔に手摘みの花をくれた、別の誰かを思い出しておりました(笑)
今となってはどちらも、まさに「遠い日の花火」ですねぇ。


こちらはKAZさんの句会にお招きいただいた際に、
意を決して詠んだ句です。
せっかくなので、自宅にも飾ってみました。
俳句なんてついぞ詠んだことのない八仙花、
なんだか珍妙な句ですがOKとしましょう。
いいえ、OKにしてください。

自分がどういう目で花火を見て、
どんな感情を抱くのか、
今回、再認識させられちゃいました。
俳句って面白いですねぇ。

思うに、花火って花火そのものよりも、
花火の向こうに透けて見えるもの・・・・・・
花火に付随する思い出こそが、
強く記憶に刻まれているように思います。

きれいだった、ということは覚えているのに、
その具体的な色や形をまるで覚えていない。
花火の記憶は、夢の一部なのかもしれません。

ちなみに下の句がございまして、実は短歌。
ぜひKazさんにはオフレコで(笑)
・・・・・・すぐに、ばれるってば (^^ゞ

蛇足ですが、お題を頂いて、最初に詠んだ句は

 落下傘 ねずみ 線香 揚花火 ・・・・・・

句才のなさが際立った、なんともシュールな作品でした。
この瞬間、句会への参加はご辞退申し上げるべきなのではと、
本気で悩みましたもの。
で、最初がこれだったので、次作二句なら「まだましか」と思い、
お恥ずかしながら参加をきめた次第です。

さあ、皆様、自信満々、参加しましょう。こんなわたしも参加しました。
句会参加のお申し込みはこちらです。
募集期間は毎月5日から15日、発表は20日ごろです。
Kazさんのレイアウトも楽しみ。毎月20日が待ち遠しくてなりません。
・・・・・・そして、緊張と興奮のため、推敲前の句を投稿すること数度。
ひー・・・・・・

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