Diary

3月31日(月)

 夜、突然「来年度から町内会の役員のお願いに来ました」
 今日は3月31日、明日が4月1日。町内会は年度始まり。来年度って明日じゃん。
「乳飲み子がいるので今年は無理です」
 と答えると「ええーっ!? でも順番なので」
 彼女は1503号室(仮)。うちは1501号室(仮)。順番と言うなら1502号室(仮)はどうしたということに。
 聞けば「今日は不在っぽくて。あの、でもぉ、大した仕事じゃないんでぇ、大丈夫ですよ?」
 どうやら3月の会議をすっぽかしたうえに、引き継ぎの依頼をうっかり今日まで忘れていた。隣人は不在、仕方がないからその隣に頼もう、みたいな感じ。
 ……。
 お話にならないので今日のところはお引き取り願いました。
 どうしてもというなら、明日以降、別の方が話をもってくるんじゃないかな。

3月30日(日)

 年度末の日曜日。
 近くの幼稚園の園庭解放の張り紙をみながら、来年はこういうのんにも積極的に参加したいなあと思う本日。
 お話ができて、お散歩ができるくらい、というのが参加の条件(ってほど厳密でもないんだけども)なので、今年はまだ早そうだと思い見送ったのですが。
 最近の若さまは子どもと見れば接触を持ちたがるので、そろそろお友だちも必要なのかもしれないです。
 まあ、お友だちといっても、一緒に遊ぶわけではなくて「同じ場所で個々で遊ぶ」だけなんでしょうけどね。
 特定の誰かでなくてはならないわけじゃないから、通りすがりの名も知らぬ「お友だち」で十分なのですが……。
 これも少子化の影響なのか、同じ年頃の子どもをあまり見かけない。
 やっぱりトドラー対象の習い事を始めるべきかもしれないな。
 新年度だし、ちゃんと考えてみよう。

3月29日(土)

 毎年4月はのんびりムードの旦那の職場。
 ですが今年は違うようです。
 昨年の秋ごろから複数のプロジェクトを掛け持ちしているらしいのですが、それが4月以降も(たぶん数年間)続くらしいのですね。
 帰宅は基本22時になりそう、という話を聞いて、去年じゃなくてよかったなあとしみじみ思いました。
 でもそうなると家族で食事を囲めるのは休日だけになりそう。
 ここはひとつ早起きをしてもらって、ちょっと忙しくても朝食を三人そろって食べることにしたいです。
 で、時間的に余裕があれば、出社する旦那を見送りがてら、わたしと若さまは町内一周のお散歩をしてくるんだ。

3月28日(金)

 このところ少々体調を崩し気味です。
 寒暖の差が大きいからかな。
 今日は熱もあり、頭痛に吐き気と辛いので、なるべく早く帰宅してほしいと旦那に言ったところ、
「20時までには会社をでるようにするから」
「それ、なんの意味もないから」
 若さまの就寝は平均して20時半。
 ざっと18時に夕食、19時から入浴、入浴後少し遊んで就寝、の、このどれかを助けてもらいたいので、21時に帰宅するなら午前様でも大差ない(笑)
「ていうか、むしろそんな時間に帰ってきて、飯、風呂、寝るなら帰ってこないほうがわたし楽だし」
「……ごもっとも」
 ということで、19時過ぎには帰宅できるように計らってくれると言っておりましたが、現在20時半。若さまはご就寝。
 仕事が忙しいと言うのはある意味幸せなことなので、まあ、仕方がありません。
 自己管理に努めよう。

3月27日(木)

 花見に行く、といえば我が家では4月の半ばに吉野へ、というのが定番。
 若さまが5ヶ月だった去年はさすがに行けませんでしたが、今年は行く予定です。
 で、花見の話題が出たときに、何を勘違いしたのか母は「○○公園に行く」と思ったらしく、一緒に行きたい、と。
 ○○公園で花見弁当食べながら歓談すると思っていたみたいです。
 誤解していることはすぐにわかったので「吉野へ行くこと、主にハイキングが目的」ということを伝えました。
 それですっかり同行には興味をなくしたようなのですが、今度は「そんなのは大変だから、○○公園にしようよ!」
 いや、止めないし(笑)
 ていうか、そもそも同行が前提になってる時点で違うし。
 どうも母の頭の中には「○○といえば□□」という了解がいくつか出来上がっているようで、その了解に基づいてのみ話をするところがあるようです。
 でもって、いつの間にか母の脳内では、自分も一緒に行くことになっていて、「あんたたちの勝手で行き先を変えないで、わたしにも意見を言わせて!」となるんですな。
 母のこういう独特の了解を、以前のわたしは――まだまだ血気盛んだったころ――「なんて図々しい」なんてふうに受け止めていました。
 でも、母は単に突っ走る人だと気づいて以降、そういう腹立ちもなくなって、「あららー、また走って行っちゃったー。どこで止めるかな」というような受け止め方ができるようになり、気持ちが穏やかになったんです。
 今回は「わたしたちの行楽の先をお母さんが決めるのは可笑しいでしょ、小学生じゃないんだから」と。
 言われれば母もはっとして「あら、そうねぇ」
 昔は母の暴走に巻き込まれていつの間にか一緒に行くことになり、行き先や日時の変更をも余儀なくされ、ストレスを溜めることもありましたから、それに比べるとわたしも随分と成長したものだと手前味噌(笑)
 そのころから母には「冷たくなった」と言われることもあるんですけどね。
 勘違いとはいえ、やる気満々で燃えてるところに冷水を浴びせられるみたいでイヤなんだろうなあ。
 もっとよい言い方ができるといいんだけどね。それにはもちょっと精進が必要だな。
 頑張ろう。

3月26日(水)

 ベランダの草花が芽を出しはじめました。
 若さまとまったりお世話をするのが楽しいです。
 油断すると若さまはでたばかりの芽を抜いちゃったりもするんですけどね。
 でも先日薔薇の枝に触れて痛かったようで、今日は薔薇の鉢を眺めながらベビーサインの「痛い痛い」をやってました。
 両手の人差し指をちょんちょんと付き合わせる姿に和みます。

3月25日(火)

 昨日、日記に書いてみて、さすがに食べすぎだと思ったので今日から真面目に運動を始めました。
 とはいっても短時間ですが。
 若さま負ぶってスクワットとか、若さまリフティングとか、まあ、そんな感じの運動なので、効果のほどは知れません。
 まあ、若さまが喜んでくれるので、よしとしましょう。
 ていうか、食べる量を減らすほうには考えが至らないあたり、ダメかもしれない。

3月24日(月)

 1日7食。
 こんなに食べているのに、どうしてか体重は増えません。
 子守って体力を使うものなんでしょうねぇ……。
 ちなみに今日は、朝6時に1回目の朝食。トーストとハムエッグとサラダとカフェオレ。10時に2回目の朝食、おにぎりとお茶と味噌汁、昨夜の残り物のおかずを少々。12時に昼食。ご飯と味噌汁。14時におやつ。バナナとヨーグルト。16時に軽食。惣菜パンを二つ。19時に1回目の夕食。ご飯とおかずとお味噌汁。21時に2回目の夕食。1回目と同じ内容。分量は少々すくなめ。そして夜食にクッキー。
 あれ、書いてみると今日は8回食べてますね。
 若さまと一緒にいる間はいいけれど、若さまが幼稚園に通うようになったときが問題かもなあ。
 この食べ癖が抜けないと、いつのまにやら着られない服の大量生産に……怖い怖い。

3月23日(日)

 昨日のお出かけ疲れから、わたしと若さまはのんびり。
 旦那が家事その他雑事を引き受けてくれて、楽ができました。
 ありがたいなあ。
 もちろん痒いところに手が届く、というようにはいかないけれど、何もかも行き届いてしまったら、わたしの存在意義を問われかねないので(笑)
 やってくれることに感謝しています。
 ……実際あとでやり直すことになっても、10のうち3もやり直すわけじゃないしね。

3月22日(土)

 学生時代の友人たちとお出かけ。
 ほぼ毎年恒例のお出かけなのですが、若さまと一緒に参加するのは初めてなのでちょとドキドキ。
 最初は自分だけで行く予定だったのだけれども、面通し(笑)をかねて、一緒に行ってきました。
 楽しかったです。
 でも、家族との外出と違って、当然ですが「若さまの都合」だけを優先することはできないので、
「どうか若さまの都合と皆の都合がうまく合いますように」
 と、祈る気持ちが常に働いておりました。
 別にそんなに気構えなくてもみんな「ええよ」て言ってくれるんですけどね。
 ただやっぱり、子どもメインの集まりではないから、そこで気遣わせることはどうしてもしたくなくて。
 といって若さまに我慢を強いるようでは、置いてくるほうがよほど若さまのためであるわけで。
 そんなこんなでとても楽しく、同時にとても気疲れもいたしました。
 来年はもう少しは気楽に参加できるかな。
 楽しみだ。

3月21日(金)

 最近凝っていること。編み物(かぎ針)
 静かで若さまの昼寝を邪魔することなく、目覚めたときにすぐさま手を休められる、という点が気に入っています。
 今日は新しい糸を旦那が買ってくれました。うれしい。
 春らしいコットン糸、ブルーのむら染め。
 これでお散歩バッグを編む予定。
 ……今月中に仕上がったら嬉しいけれど、それはちょっと難しいかな。

3月20日(木)

 世の中は休日ですが旦那は出勤日。
 そのかわり明日から3連休なのだそうです。
 納期に余裕があれば4連休だったらしいですが、年度末に余裕がある人って、旦那の会社には少ないんじゃないかなーとか思います。
 ともあれ、今日は休日ダイヤなので出勤時には気を付けてね、と昨夜話したにも関わらず、今朝になって
「バスのダイヤがわからない」
 なんて呑気なことを言っている旦那が可笑しかったです。

3月19日(水)

 家事の間の若さまのお相手を旦那に任せたのに、テレビに夢中になって若さまをほったらかしにすること1時間以上。
 テレビを見るなとは言わないが、テレビに夢中で子どもの世話が疎かになるくらいなら、簡単に請け負うな、というのがわたしの主張。
 正直なところ、家事と若さまのお相手の並行なんて常のことですから、別に頼まれてくれなくてもわたしは平気なんです。
 任せられるなら少しだけ楽ができる、という程度ですから。
 だからやれないならやれないと言ってくれて構わないし(どこかで穴埋めはさせるけれども。たとえばおかずを一品手抜きするとか)、それで機嫌を損ねたりはしません。
 むしろ、引き受けておいて適当にされるほうが、よほどムカツクんですよねぇ。
 それで「無理なら無理、できないって言ってくれていいよ」と言ったら、やたらに恐縮されちゃって微妙な気分。
 逆切れされるよりはいいんだけど、叱られる自覚があってなおテレビに夢中って……子どもじゃないんだからさ。
 テレビっ子って不惑になってもテレビっ子なんだと思うと、初期教育ってホント大事だと思う。
 いや、テレビっ子でも大きな支障があるってんじゃないんだけどさ。

3月18日(火)

 母と若さまと三人で外出。
 外で会うと人目があるからか、母もあまり後ろ向きなな話題を持ち出さないので多少気持ちが楽です。
 愚痴のひとつやふたつを聞くくらいならどうということはないのですが、母の場合、愚痴を言うのに夢中になって、結果として若さまをおそらくは無意識に「いないもの」扱いすることがあるので……話の途中で若さまがぐずりだしても、まったく聞こえていない様子で話を続ける上に、わたしが若さまに意識を向けたことがわかるとむくれるんですよねぇ。「年寄りの愚痴より、赤ちゃんの世話の方が楽しいわよねっ」というように。
 母にとって若さまはわたしと同じく一個の人間ではなく、己の人生を彩る「アイテム」的な位置づけなのかもしれません。
 会話の場面以外にはどんなときにそういうことを感じるかと言うと。
 たとえば写真を撮るとき。
 自然体の若さまを写すのではなく、母が思い描くようにさせたいみたいなんですね。
 それだけなら誰しも思うことかもしれませんが、これが嘘をつくというか、騙すんですよ。若さまを。
「若ちゃん、ほら飛行機飛行機!」(嘘)
 と言って視線を上げさせようとしたり
「ほら、お船が通るよ!」(嘘)
 と言って、顔を思う方向に向けさせようとしたり……。
 教育上良くないのでそういうことをしないよう注意しましたが、その行為の何がいけないのかは、わかっていないようでした。
 生まれたばかりの赤ちゃんにも自我がはあります。
 ましてや1歳4ヶ月ともなれば、自我や意思だけは一人前にある。
 その一人前を「騙して思い通りにさせる」ことに疑問を覚えないって、少なからぬ問題だと思います。
 ……無意識にかつごく当たり前に相手の自我を軽んじるあたりが、他人を自己所有のアイテムとして格付けているというところなんだけども、言ってもわからないんだよねぇ。
 そういう認識がないから。
 本当に「わが身のように子や孫を愛している」ので、別人である感覚に薄いのだと思います。
 いまさら治るものでなし、はて、困ったなあ。

3月17日(月)

 子どもにテレビやDVDを見せる時間。我が家では1日あたり長くて2時間くらいです。
 平日は朝夕の子供向け番組を見るのでDVDはナシ、休日はいつもの番組がない代わりにDVD、という感じ。
 わたし自身がテレビをはじめとしたメディアの電源をすすんで入れるほうではないので(たぶんテレビやラジオ、CD他各種プレーヤーが壊れても不便は感じないかと思う)、とくに頑張っている感はありません。むしろ付いているとストレスに感じるほう。
 でも旦那はテレビの電源が入っている状態がニュートラルというか……わたしには理解不能なんだけども、その時間に見たい番組がなくても、とりあえずこのラインナップの中ではこれが一番マシと思うチャンネルで漫然と掛け流しておく、という感じ。
 なので月曜日は若干テレビ中毒になった若さまとわたしとの間で
「つけろvs.消せ」
 の小競り合いがあります。
 今のところ負け知らずですが、休日のDVD見せ放題をなんとかしないと、いつか押し切られそうな気がします。
 旦那は無意識のうちに子守の手間を惜しんでDVDで楽をしようとするので油断できない(笑)
 楽したいなら散歩にでも連れ出すのが一番楽なのにな。

3月16日(日)

『そっちじゃない、こっちの絵本を読んでほしい』
『DVDが見たい。これがいい』
『今はご飯はいらない。外に行って遊びたい』
『いちごじゃなくてバナナがいい』
 などなどの意思表示が巧みになって来ました。
 ベビーサインと喃語と身振り手振りを駆使しての訴えに、もはや
「ごめんねー、ママちょっとわからないなあ」
 は通用しません。
 そう言うと義母が「それならおむつもすぐに外れそうねぇ」
 そうだといいんですけど〜、と答えましたが真実をここに。
「いいえ、お義母さま。『パンツじゃなくておむつがいい』と主張してます」