Diary

5月31日(水)

 友人の内定お祝い兼ふた月遅れの誕生日祝いを選びに行きました。
 ふた月遅れってどうよ、とも思うのですが、わたしなどは
「プレゼントは前後半年受付けてます」
 という人間なので、せっかくの機会ですからポリシーに則って祝うことにいたしました。
 プレゼントを選ぶのは、自分のものを選ぶより、どきどき感があって好きです。
 自分のものを自分で買うときは、サプライズがないんですよね。だって欲しいものを買うんだから、うれしくて当然だし、どの程度うれしいのかもわかっちゃってるし。
 でも人への贈り物は、何がよいだろう、何を喜んでくれるだろう、どんなものが似合うだろうか、どんな風に受け取ってどんな風に使ってもらえるだろうか、とたくさんの「?」があって、本当に楽しい。
 気に入ってくれると嬉しいけど、気に入らなくても受け取ってくれるといいなあ、とか、そんなささやかな不安もなお良し、などと(笑)
 少し外して驚かせてみようか、それとも直球でいってみるか、と、あれこれ考えながら選ぶ瞬間が好き。
 それからラッピングするのも大好き。
 手渡す瞬間はもっと好き。
 明日が楽しみです。

5月30日(火)

 仕事もあとふた月ほどで(一旦)終わりだと思うと何をしていても感慨深いです。
 一期一会じゃないけれど、いつもなんでもこんな風に「これが最後になるかもしれない」という気持ちで取り組めたら、きっと毎日が充実しているでしょうねぇ。いや、実際にはそれは至極難しいのですけれども(笑)
 安心と退屈は裏表の関係なのかな。
 人付き合いも仕事も、ルーチンになってしまう面白みを感じにくくなるのかもしれません。
 日々新たな気持ちで物事に取り組んでゆけるようになりたいです。

5月29日(月)

 5ヶ月目のわりにはお腹があまり目立たないね、と某同僚。
 わたしは上背があるので、もとから数キロ増えるくらいでは気づかれませんでしたが、ほんの数日しか予定日が変わらないはずの同僚との腹の膨らみの差は歴然。
 考えてみると大柄なわたしと小柄な彼女の腹の中身、内臓のパーツそれぞれの大きさや中の人の大きさに大差はないわけです。とすると、わたしの腹の中は、彼女の腹の中よりも空間的に余裕がある。だから前に出っ張るまでには、まだいたっていないのかもしれません。
 ありがたいのか、悪いのか。
 ありがたいなと思うのは、お腹が大きくなってしまった同僚よりも制約事項が少ないこと。細い通路も通れますし、机からの距離も今までとそれほど変わらないですし。
 反面、困るのは、変わったように見えないのは外見だけで、内部にはお腹が目立つ人同様の加重があるところ。
 足や腰にかかる負担がないわけじゃないですからねぇ……。お腹をぶつけた時の危険も同程度ですし。
 今日は帰宅時に地下鉄で紙袋をたくさんぶら下げたオバサマに「席を譲ってちょうだい」と言われて、あらー、と(笑)
 帰宅ラッシュ時の車両内に立つのはさすがに怖いので事情をお話してお断りしましたが、オバサマもバツが悪そうで申し訳ない思いがいたしました。
 人並みに膨れていたならこんなこともないでしょうにね。
 とはいえ、目立たないのもあとひと月ほどのことなのかな?
 今のうちに着たい服を着ておくぞ、と。

5月28日(日)

 ドライブついでにお買い物。
 いや、お買い物ついでにドライブなのかな。
 パターン化されつつあるんですけど、かなり好きです。こういう外出。
 何がいいって、たくさん話せてたくさん聞けるところ。家にいるとお互いやりたいことが山積みだから、あらためて「お話しする」雰囲気にはならない。でも、ドライブ中は(運転は別として)意識を向ける先が互いに限定されているからかもしれません。
 外出することで、日常から少しだけ離れられるのもよいのかな。
 実はお話のプロットもこういう機会に相談したりして、創作にも欠かせない時間なのでした。
 ……またぞろメールの返信が溜まってきておりますが、もうしばらくのご猶予を。

5月27日(土)

 美容院に行ってきました。
 先月はどうにも行く気になれなかったのですが、今月に入ってから行きたくて行きたくて。
 今日やっと行けてよかったです。
 今回はカラーを少し深めにして、分け目を変えて、全体的に大人っぽくしてもらったつもりです。
 来週からは私服勤務になるので、せめてヘアスタイルだけでも職場から浮かないように(笑)
 制服勤務のときは多少ヘアスタイルが多少派手目でも、制服が「落ち着く」方向に印象を引っ張ってくれるからいいのですけれど、私服はそうもいきませんしね。
 たった数ヶ月のために趣味じゃない服を買うのはイヤだし、似合いもしない服を着るのはもっとイヤですし、その点、ヘアスタイルならすぐに変更できるから。
 ま、わたしの髪質は退色しやすいので、数日おかずに色は明るくなっちゃうとも思うんですけどね。
 数日だけでも落ち着いた雰囲気を楽しもうと思います。
 着替えの時間が要らなくなるので、朝はもう少し余裕ができるかな……早起きすれば、二時間くらいゆっくりできるかも。

5月26日(金)

 上司がいる幸せ、を実感する本日。
 某メーカーに通販を頼んだら話が長いこと、長いこと。
 たった五つの商品の申込に15分近くかかりました。
 昼休みに勤務先からかけていたのですけれど、仕事は詰まっているから手早く切り上げたかったのにな。通話料だってタダじゃないですもの。
 買いにゆく時間が惜しいから通販、手早く済ませたいから電話(ネットでの注文には制限事項が多い)なのに、こんなに時間を必要とするとは思ってもみませんでした。
 しかも通販システムの口頭での補足説明、再確認のために時間がかかったのならまだしも、在庫切れ商品の言い訳が時間の八割を占めていたのには、辟易。
 ないならないで構わないんですよね。そこでしか扱っていない特殊な商品でもないですから、「お品切れです。申し訳ございません」「そうですか」で済む話。
 彼女の長い長い言い訳の中でも、わたしが特に気になったのは「販売開始から○ヶ月過ぎていますから」です。
 これ、聞きようによっては「注文が遅いからいけないんだ」とも受けとれる言葉ですよね。
 言い訳のセンスとしてもかなりの低水準なのではないでしょうか。
 もっとも彼女にも顧客を能動的に責める気はきっとなかったことでしょう。でも、あえてこの言葉を――無意識にしろ――言い訳として選択したというところに「わたしどものせいじゃないですから」の思考が窺えちゃう。
 もしわたしが彼女の上司なら、在庫切れの場合、下手な言い訳をするよりも「代替商品の紹介、おすすめ」をするように指導するものだけれど。
 もしかして、一件ごとの受注時間をできるだけ引き延ばすことで、電話に出る回数を減らしたかったのかも、というのはさすがに穿ちすぎか(笑)
 指導してくれる上司がいないって不幸ですね。

5月25日(木)

 妊娠・出産は女の幸せ、なんて言われて思ったことだけれど、それは母の幸せであって女の幸せとは異なる気がする。
 未婚、未産の女性でも幸せな人はたくさんいるし、そもそも幸せは主観的なものだと思うし、なによりわたしはこれまでも十分幸せだったから、妊娠・出産をして、「それこそが女の幸せ」のように言われるとヘンな感じがしてしまう。
 現状に満足していたから、あえて今の幸せとは違う幸せを求める気にはならなかったのだもの。
 むしろ、我が子であっても伴侶殿をシェアしたくない、という気持ちのほうが今でも……むにゃむにゃ。
 それに「妊娠・出産」を「女の幸せ」と言ってしまうと、男にとっては違う、というような雰囲気にも受けとれるんですよねぇ。
 現実に則してない表現だな、と。
 まあ、女の、男の、と数多の人々の個体差を無視して、幸福感という主観を二分類することがそもそも無理なんでしょうね。
 そうだな。たとえば、子育ては夫婦の幸せの一つ、なら想像できなくもないか。
 もちろんそれは人の「幸せ」の一つの形であって、「ねばらならない」ものでも「のぞましい」ものでもないですけど。
 社会がのぞましいと思う幸せを押し付けられるような気がして、ちょっと窮屈に感じてしまったのかもしれません。わたしの望む幸せとは方向性がまるで違うから。
 そういえば今、心理学の勉強をしていますが、その中に家庭心理学があります。
 だけどこの「家庭」も結局のところ、「社会が家庭に求める機能」をベースにした「家庭」の定義と「家庭」の役割とその中での「心理学」のようなので、社会がのぞましいとする家庭(社会の主観)と現在の多様な家庭のありかた(それぞれの家庭の主観)と家庭の構成員(個人の主観)のギャップをどう解釈し埋めてゆくことになるのか、非常に興味深いです。

5月24日(水)

 次回からは産科のある別の病院のお世話になるので、これまでの四ヶ月、お世話になった婦人科の先生にご挨拶をしに行きました。
 そこは旦那の会社の系列病院だったので、結婚、出産後も働く女性にも多く接しているからでしょう。働く女性への理解も厚く、本当によい病院、先生なんです。産科がなくなっちゃったのは本当に残念!
 だってこれからお世話になる病院は、ぶっちゃけ、「はぁ? 妊娠・出産だっていうのに『仕事』? なに考えてるの、アナタ。そもそも女性とは、よき妻、よき母として(略)」みたいな空気が先生、看護士に漂ってるんだもの。この空気の違いはかなり切ない。
 きっと働く女性の通院者数が少ないからだと思うんだけど。
 確かに妊娠・出産は大事だけれど、それはわたしの人生における大事の一つであって全てではないことがどうしても伝わらない感じ。伝え方がいけないのかな。
 別にわたしも妊娠や出産をナイガシロにしているわけじゃないんですよ。ただ、わたしはただ一つの物事を「唯一絶対」に位置付けることができない性分なんです。だってやりたいことは無数にあるのに、ひとつになんて絞れないよ。
 ともかくも、そういう人たちとお話をしていると、時に「孵卵機」扱いされているような気持ちになってしまって……多少気鬱になることも。
 ま、出産までのたった六ヶ月だけ、しかも月に数度も会うわけでナシ。そんな程度のお付合いなので、適度にあわせつつ、ここは「我慢」かな。

5月23日(火)

 もともと甘い傾向のある諸氏がこのところとみに激甘になって、甘露煮になりそうな気分です。
 煮詰まりすぎて結晶化してる感じ。
 その甘さは、むしろ先月に欲しかった……!
 とはいえ気遣いも親切もありがたいには違いなく、恵まれているなあ、と思うしだいです。感謝感謝。
 まあ、期間限定ではあるのだし、ここは大人しく甘露煮になっておきましょう。うむ、美味なり。
 甘やかされ癖がつかないようにだけは、気をつけておかないとな。
 ところでその糖度の変化ですが、親しい人ほどさりげなく、もとから親切な性分の人にもさほどの違いは見られず、かえってコメント不能だった人ほど大げさで、その変化は滑稽なほど。実に興味深い。
 これまでは偶然そうした姿を見る機会に恵まれていなかっただけかもしれないから、滑稽なんて言っちゃいけないんだろうけど、面白いくらいに違うから、やっぱり笑えてしまうのでした。
 しかしみんな良い人だなあ。

5月22日(月)

 このところあう機会のなかった友人とひさびさに呑みに行くことになりました。万歳。
 もっとも呑ませてはもらえないと思いますが。
 さて、仕事は順調、勉強もまあ順調、プライベートも充実してる、となると、放り出されているのは家事だったりするのですが、来月半ばにお義母さんが遊びに来てくださるということなので、エプロンさんの見積もりを眺めている本日です(もはや自分の手には負えない現状……)

5月21日(日)

 先々月半ばからのおよそ二ヶ月、家事は旦那がやっています。
 主婦の面目は当に丸つぶれですが、もともと家事の腕を買われたわけでなし(これについては期待さえなかったと思う)、まあ、いいかー、と思うしだいです。
 ただ、こう、旦那も必要に迫られてやっているので、痒いところに手が届く、というようにはいかない。
 そういうことで、体調も落ち着いてきた本日、久々に掃除と洗濯を自分でやってます。
 ……問題は、溜めすぎて今日だけではとても終わらせられなーいっ、ってところですかね。
 ま、ぼちぼち(苦笑)

5月20日(土)

 お祝いのメッセージ、ありがとうございます。不安に思うことも少なくはないのですが(子育てはわたしの人生設計の中にはなかったので)、皆さまのお言葉に励まされた思いです。
 さて、そんな温かいお言葉をこちらでは頂いているわたしですが、勤務先ではこんなことも。
 その1
「うわー、うわー、うわー! ありえない!!」
 その2
「わあ、おめでとうございます! 旦那さんの子ですか?」
 その3
「おめでとうございます! 誰が育てるんですか?」
 ……
 なんたる暴言の数々!(笑)
 いったいわたしはなんだと思われているんでしょう、ええ。
 で、来週から五ヶ月目になるのでそろそろ準備も必要かなと思い、洋服その他をウインドウショッピングしたんですけども、見たその感想をもっとも短く語ると、
「デカっ」
 です。詳細に語るのはちょっと無理かも。
 昨年1サイズダウンしたので、まだしばらくは一昨年あたりの服が丁度いいかも。衣替えの時期も近いですし、引っ張り出してそちらを着ることにします。捨てなくて良かったー。

5月19日(金)

 久々にcssを少しだけですが変えてみました。
 今回お借りした素材はWhiteboardさんの「あじさい」です。
 あじさいの季節にはまだ少し早いのですが、ここ数日静かに降っている雨に触発されました。
 で、更新履歴を更新しようと確認してビックリ。
 去年の11月を最後にぴたりと更新停止しています。
 この間、年明けくらいまではちょこちょこと掌編を書いているのですけれど……更新履歴に載せるのは小説ページに移してからでよいかな、なんて思ってしまったのが運のつき。
 そういうことで、日記をさかのぼりつつ、更新履歴を埋めようと思います。
 それから掌編を小説ページに移動です。
 

5月18日(木)

 こんな程度でどうして手伝いが、と思っていたんですけど、それはわたしの思い違いだったかも。
 わたしにとってはたかが80個だけど、彼らにとってはなんと80個なんだろうなあ、とその仕事っぷりを見て思ったしだいです。
 決して頑張っていないわけじゃない。怠けているのでもない。ようするに作業に不慣れだということ。
 不慣れだから時間がかかる、と。
 ……たしかに慣れの差は大きいんだよね。わたしは最盛期1日に1000個くらい出荷していたから、80個ぽちで何をそんなに泡を喰って、と思ってしまうし。わたしよりはるかに手馴れている人も複数知っているから、そんなこともできないなんて、なんて感じてしまっていたのだけれど……そういうことじゃないんだろうな。
 手伝える時間は限られているから、できるかぎり手伝えたらと思う。
 でも、もちろん、一生懸命やっていることが大前提ですよ、と。

5月17日(水)

 すっかり月記です。おひさしぶりです。みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
 なんかもー、メールの返事さえままならぬふた月でした。
 えー、実は妊娠しておりまして、現在15週と三日目でございます。この間、悪阻にのたうっていたのが真実、と(笑)
 あまり一生懸命話すのも何なので、更新停止の言い訳程度に聞き流してください。
 以前のような生活を取り戻すのはまだまだ先になりそうですが、ひとまずは落ち着きました。
 会社には週末に報告する予定。そして二度目の退職ですかね。繁忙期を前に申し訳ないけど。
 まあ、大学もあるし、勉強やサイトに費やす時間が確保できると思えば、これは幸運かもしれないな。
 ……確保できるかどうかは、まだ微妙なんだけどね。

5月16日(火)

 会社で「使えない筆頭」に上げられているお嬢さんがいます。お嬢さんといってもいわゆる良家の子女ではなくて、ただの若い女の子。ホントウに若いかどうかは知らないけど、たぶんわたしよりは若いはず。
 さて、今日、その彼女と一緒に仕事をする機会がありました。思ったのは、
「彼女が使えないんじゃなくて、周りが彼女を使えないだけなんじゃなかろうか」
 ということ。
 指示通りのことを指示通りやってくれるので、指示さえしっかりしていれば、それほど足手まといではないんですよね。もし問題になるとすれば、指示にないことはやらないので指示が足りていないと時には困ったことにもなりかねない、というところかな。
 プログラミングと似ています。
 条件分岐とループ処理さえきちんと指定できていれば、間違いなくその通りに動くので、動作不良があった場合はプログラマに責任がある、そんな感じ。
 ただ、オートコンプリート機能は付加できないみたいなので、そこには注意が必要ですが。
 いちいち言わなくても、それくらいわかってくれればいいのに、というのは甘えであることを、周囲の人にも自覚が必要なんだと思います。